
マイクロスコープを使用した精密な治療へのこだわりと取り組み
もう20年以上も前のことになりますが、歯内療法のセミナーに参加した際にマイクロスコープについて知り、その機能面を見て「これからの根管治療にはきっと必要になるだろう」と強く感じたため、当院にも導入することとなりました。
導入当初は操作に手間取り慣れるまでにやや時間を要しましたが、今となっては拡大鏡よりもずいぶん使いやすいツールとなっています。
当院では主に根管治療の際にマイクロスコープを使用しているほか、形成面の仕上げや仮歯の調整、また症状の診査診断の際にも活用しています。とくに診査診断は、それで今後の治療方針が決まるといっても過言ではないくらい重要なものですので、マイクロスコープで問題のある箇所を拡大してしっかりと確認するようにしています。
今後もマイクロスコープを導入する歯科医院は増えていくと思いますし、実際に現在検討されている最中の先生もたくさんいらっしゃることと思います。治療の質を高めるために導入するのか、それともマイクロスコープを導入していることをアピールしたいのか、その目的によって機種の選び方や使い方は変わってくることでしょう。
ただひとつ言えることは、マイクロスコープはさまざまな問題を解決できる万能なツールというわけではなく、あくまで口腔内を拡大して見るための道具にすぎないということです。あまり過度な期待はかけず、ご自分の目的を達成するためにはどの機種が適切かを見極めて導入されるのが良いのではないでしょうか。

ドクター紹介
美江寺歯科医院
院長 小牧 令二

プロフィール
1956年 岐阜市生まれ
1975年 岐阜県立加納高校 卒業
1981年 愛知学院大学 歯学部 卒業
歯科医師免許取得
愛知学院大学 歯学部 補綴科入局
(クラウン・ブリッジ専攻)
1986年6月 美江寺歯科医院開設
2003年~2004年 Swedish Postgraduate Dental Academy受講
The Sahlgrenska Academy より、 Diploma of Advanced General Dentistry 授与
所属学会・スタディーグループ
- International Association of Dental Traumatology
- 日本口腔インプラント学会
- 日本歯内療法学会
- 日本臨床歯周病学会
- 日本顎咬合学会 認定医
主な著書
「歯周組織検査パーフェクトブック」2008年クインテッセンス出版社 共著
「歯周病学の迷信と真実」2012年クインテッセンス出版社 共著
「歯科医院で患者さんにしっかり説明できる本」2017年クインテッセンス出版社 共著
「月刊デンタルハイジーン別冊 セルフケアの本」2018年 医歯薬出版社 共著
「MIに基づく歯科臨床 ペリオドントロジー&ペリオドンティクス 下巻」2019年クインテッセンス出版社 共著
「月刊歯科衛生士別冊 もっと使える超音波スケーラー」2020年クインテッセンス出版社
医院紹介

診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
09:00~11:30 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
14:30~18:00 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
09:00~11:30 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
14:30~18:00 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
【休診日】土曜・日曜・祝日